本県では、「愛顔あふれる教育立県えひめの実現」を教育振興の柱に掲げ、不測の事態に動じることなく自らの発想と力で課題を乗り越え、地域社会の良き創り手として貢献できる「たくましい子供たち」の育成に向け、様々な教育施策を進めております。
また昨年は、少子化に伴い、生徒数が減少していく中、自らの夢や進路の実現を目指す子供たちから第一の進学先として県立高校が選ばれるよう、「多彩で魅力的な選択肢の提供」「職業・学科横断的学習の展開」「進学指導の充実」の3つの観点から魅力化を図る県立学校振興計画を策定しました。現在、関係する学校に準備委員会を設け、その具体化に鋭意取り組んでいるところです。
さらに、増加が危惧される不登校への対応については、仮想空間上の学び場「メタサポキャンパス」を新設したほか、知的障がいのある児童生徒を対象とした松山城北特別支援学校(仮称)の開設準備も進めています。
このほか、小学校から高校までの12年間を通じたキャリア教育による地域を担う人材の育成や、優秀な教員の確保、部活動改革など、様々な教育課題に取り組みながら、その教育力の高さをもって、若者が住み続けたいと思う愛媛づくりや、全国の人や企業に評価され選ばれるような「教育で身を立てる県」を目指し、一歩一歩着実に歩みを進めて参ります。