宮城県教育委員会は2024年度当初予算として、「採点業務デジタル化による学びの質向上事業(Dスキーム)」に4050万円を計上。すべての県立中学校・高等学校のテストをPC上で採点・集計することで教員の業務負担を軽減するとともに、生徒1人ひとりの学習指導や相談体制の充実を図る。
さらに、採点により得られるデータを多角的に分析することで生徒の学習課題を見える化し、教員の授業改善や指導計画の作成に活用する。2024年度は7月から8月にかけて、小テストや定期考査などで使用する通常版を各校に導入、年度末までに一部の高等学校で入試業務に使用する入試版を試用導入する。2025年度末までに全校で入試版を導入する予定。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年6月3日号掲載