本県は2019年度に策定した「山梨県教育振興基本計画」に基づき、各種施策を展開しておりますが、学習指導要領を踏まえ、子供たちが持つ個性・資質・能力・興味・関心に応じた教育を行うため、少人数教育、ICT教育、教員の働き方改革の3分野に重点的に取り組んでおります。
少人数教育については、2021年度から全国で初となる25人学級を小学校1年生に導入し、昨年4月には、2年生に拡大しました。子供たちに対するきめ細かな教育の実現とともに、教員の負担軽減にも効果があることから、3年生への導入について検討を進めております。
ICT教育については、2022年度の県立高等学校及び特別支援学校高等部の1年生から、BYODにより1人1台端末環境を整えており、各学校では昨年6月以降、順次、端末を活用した授業を行っております。
教員の働き方改革については、校務の精選や勤務時間を意識した働き方を促しつつ、モデル校を選定しICTを活用した業務改善等の研究を進めるなど、教員が子供たちに向き合う時間を確保できるよう取り組んでおります。
今後も、こうした施策を進め、一人ひとりに寄り添った丁寧な指導を行い、子供たちが自分の可能性に気づき、自己肯定感や志、挑戦する姿勢を持てるよう、本県教育の充実を図って参ります。