本県は「第6次山形県教育振興計画」において、「人間力に満ちあふれ、山形の未来をひらく人づくり」を基本目標に掲げ、各般の教育施策を展開しております。
政府のGIGAスクール構想によりICT環境の整備が飛躍的に進む中、本県では、小・中・高校にICT教育の拠点校を指定し、効果的な活用の実践事例の研究を行い、教育センターと連携した事例紹介等の周知・普及を通して、ICTの活用を促進しています。また、県立学校においては、オンライン学習を支援するクラウドサービスの活用により、生徒のICT活用の土台を強化するとともに、出欠確認アプリの導入により、教員の業務負担の軽減にも取り組んでいます。
ICTを活用すれば、他地域や外国の方々との交流が容易となり、更なる学びの動機付けにつながります。また、個々の能力に応じた学習はもとより、感染症発生時や災害時等における「学びの保障」にも有効です。
今後はこれまでの取組を継続しながら、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実に向け教員の指導力向上を図り、ICTの更なる活用を進めます。
このような取組によって、予測困難な時代の中で、確かな人生観や世界観を持ち、夢と希望を持って、その実現に向けて歩みを進めていく子供たちの育成に努めて参ります。