本県は、これまでも市町村や高等教育機関等と連携強化し、探究的な学びの推進を図ってきたところです。昨年からは1人1端末の学習での有効的な活用を理解し、実践力を高め、個別最適な学習や協働的な学習を一体的に充実させるため、探究活動に「PBL(プロジェクト型学習)」の視点を組み込んだ授業展開を進めているところです。
昨年に引き続き、民間企業と連携してPBLの実践ができる教員を育成し、県全体の探究学習の質を向上させるとともに、2023年度に一期生が入学し、2024年度から授業が本格的にスタートする国際バカロレア教育など、自らの生き方を確立する中で、ふるさと鳥取を支えていく人材育成に向けた特色ある探究活動を創出していきたいと考えています。また教科横断的な「STEAM教育」を進め、モデル的に県立高校に設置したSTEAM Labを拠点に、図書館や企業等と連携し生徒の自由で創造的な活動を支援していきたいと考えています。
本県では、ふるさと鳥取に誇りと愛着を持ち、自らの主体的な生き方の確立を目指す「ふるさとキャリア教育」を基軸に教育活動を展開。PBLやSTEAM教育のテーマにも、身近な実社会で起こっている地域の課題や話題を扱い、より広く深くふるさとを知ることで、児童生徒自身のキャリア形成に結びつけていきたいと思っています。