「未来を拓く心豊かでたくましい人づくり」が基本目標の「第三期滋賀県教育振興基本計画」が最終年度を迎えます。
本県では、基本計画にある「確かな学力」を育むための、子供一人ひとりの「学ぶ力」を高める取組として、基礎的・基本的な知識・技能の定着を図るとともに、文章や情報を正確に読み解く力や、人との関係において相手の言葉やしぐさ、表情などから、意図や思いを読み解く力の育成に重点をおいて参りました。
これにより、各学校において「読み解く力」を踏まえた授業づくりへの理解が深まり、授業改善に積極的に取り組む教員が増えて参りました。
さらに取組を力強く推進するためには、子供たちの実態や課題に合わせて、各学校の教職員が一体となり、「学ぶ力」向上の取組を共通実践する必要があります。
そこで2022年度から、特に校内研究の活性化と充実に目を向けました。各校の校内研究を推進するリーダー等を対象にした、「『読み解く力』実践リーダー研修事業」や校内研究を継続的に支援する「学校サポートパック研修」等により、県内85%以上の小中学校で「読み解く力」と関連付けた校内研究に取り組んで頂いております。
子供一人ひとりの「学ぶ力」を高めると共に、学びにかかわるすべての人の笑顔があふれる学校づくりに、引き続き取り組んで参ります。