本県は「豊かな学びで 未来を拓く埼玉教育」を基本理念とした第三期埼玉県教育振興基本計画の最終年度に向け、確かな学力・豊かな心・健やかな体の育成や、質の高い学校教育のための環境の充実など、子供たちの様々な能力と可能性を開花させるための各種施策に取り組んでいます。
義務教育段階の学力向上施策では、一人ひとりの学力の伸びを観ることを特徴に2015年度より実施している「埼玉県学力・学習状況調査」を、1人1台端末を活用し全国学力・学習状況調査に先んじ県内全域でCBT化の準備を進めています。高等学校では、大学と連携したデータサイエンス教育や地域と連携した探究活動などについて、教員同士が学校の枠を越えて学び合い、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組んでいます。
全校種においてICTを日常的に活用することで、遠隔地との交流、協働学習、学習の個別化が促進されるなどの効果がもたらされ、これらをすべての児童生徒が享受できるよう授業公開や学校からの要請に応じた研修、Web相談窓口を通じた教員の悩みや課題の解決など、きめ細かなサポートを行っています。
今後も、子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの実現を目指し、より良い社会と未来の創り手となる児童生徒の育成に全力で取り組んで参ります。