西九州新幹線開業に伴う街並みの大きな変化など、100年に一度の変革の時期を迎えている本県は、新たな長崎県の未来を担う子供を育成するため、人口減少に伴う地域の過疎化、学校の小規模化、Society5・0の到来など様々な教育課題や社会情勢の変化に対応した「長崎ならではの学び」を進めます。
まず、市町・地域と連携した取組においては、小・中・高一貫した切れ目のないふるさと教育を進めることにより、長崎への誇りと愛着を育み、地域の未来を担う子供たちを地域全体で育てていく環境づくりを推進していきます。また、高等学校においては、市町と連携し、持続可能な地方創生の創り手となる意識をもって学びを深め、さらなる高等学校の魅力化を進めて参ります。
次に、ICTを活用した教育の充実においては、遠隔授業の配信やICT機器を活用した学習を充実させていくため、教職員研修やノウハウの蓄積・共有に向けた取組など、ICT環境の整備に取り組んでいます。多くの離島や半島がある長崎県において、この取組が地理的な課題を魅力に転換し、すべての子供の学びと可能性を引き出していくことを期待しているところです。
今後も学校・家庭・地域が手を携え、誰ひとり取り残さない長崎ならではの教育を推進し、「教育県長崎」の確立に努めて参ります。