変化が激しく予測が困難なこれからの時代は、一人ひとりが自分の個性や可能性を認識するとともに、多様な他者を尊重し、協働しながら持続可能な社会を創っていくことが求められます。そのことにより、多様な個人がそれぞれの幸せや生きがいを実感し、地域や社会も豊かで持続可能なものになっていく、いわゆる「個人と社会のウェルビーイング」が実現していくと考えます。
そのため、学校をはじめとした学びの場を、ウェルビーイングを追求し実現できる場にしなければなりません。そのような想いから、現在策定作業を進めている「第4次長野県教育振興基本計画」において、「個人と社会のウェルビーイングの実現」を目指す姿として位置づけました。
また、ICT環境整備の進展を背景に、目指す姿のために必要な政策のひとつを「デジタルの力を活用した個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」とし、その中で、個々の認知・発達特性を把握するアセスメント方法や学習支援方法の研究、障がい特性等に応じたデジタルによる効果的なサポート体制の構築などの取組をお示ししたところです。
引き続き、多くの皆様からご意見を伺いながら計画の策定を進めるとともに、共に学び・共に創る「共学共創」を積極的に実践することを大切に、教育行政にまい進して参ります。