昨年は施策の更なる推進に向け、4つの重点取組を進めて参りました。
まず、「いのちを大切にする教育の推進」です。いじめ・不登校への課題対応をはじめ、スクールワイドPBSの取組などを通して、子供たちの自己肯定感の向上を目指して取り組みました。
次に、「地域と学校の連携・協働による多様な活動の充実」です。地域人材や産業界と連携・協働したキャリア教育の更なる推進と小・中・高の縦の接続を意識した取組の充実を進めております。
そして、「学校における働き方改革の推進」です。好事例集の活用やフレックスタイム制の試行など、時間外業務時間の削減とワーク・ライフ・バランスの向上を目指した取組を推進したところでありました。
最後に、「教育の情報化推進」です。校内教育DX推進チームの設置や中核教員の育成など、今年度は指導する側のICT活用能力の向上に努めて参りました。
さて、本県の教育振興基本計画が、本年度、終期を迎えます。次期計画では、4つの重点取組は新たに施策として位置付け、7つの目標と19の施策に整理するとともに、毎年度、教育課題に応じた「重点施策」を設定し、より柔軟な対応と適時性で施策の実効性を高めます。今後も、「未来を切り拓く心豊かでたくましい宮崎の人づくり」を目指し、全力で施策を推進して参ります。