高知県は「学ぶ意欲にあふれ、心豊かでたくましく夢に向かって羽ばたく子供たち」「郷土への愛着と誇りを持ち、高い志を掲げ、日本や高知の未来を切り拓く人材」を教育振興基本計画における「目指すべき人間像」として掲げています。この「人間像」を実現するためには、子供たちが誰一人取り残されず自らの「可能性」を発揮でき、社会や時代の変化に応じて課題を発見・解決する力を身につけられるような学びを広げることが必要です。そのためデジタル技術等の「日常的」な学習への活用の展開や、多様化・複雑化する子供たちの状況に応じた支援を強化して参ります。
例えば、本県独自の学習支援プラットフォーム「高知家まなびばこ」やAIデジタルドリルなどのさらなる活用を進め、タブレット端末を文房具として「日常的」に使う段階への移行を図って参ります。さらに、中山間地域の多い本県において教育機会の拡充を図るために、遠隔教育システムによる県立高等学校の授業・補習や、中学校における免許外指導担当教員の支援などに取り組んで参ります。
また、不登校対策として、校内適応指導教室の設置など従前の取組に加え、登校のみを目標としない多様な教育機会の確保策について検討を進めます。
子供たちの未来のためにオール高知で取組を進めて参ります。