本県では、「郷土を愛し、夢と志を持って自ら学び歩み続ける人づくり」の基本理念のもと、郷土を心の支えとし、自分らしくあるために学び続ける子供を育てます。
幼児期は、生涯にわたる人格形成及び小学校以降の教育の基礎が培われる大切な時期です。幼稚園・保育所・認定こども園が、同じ地域の子供を育てる場として子供たちの成長を促すことができるよう、市町等との連携を強化します。
また、教育の情報化が急速に進み、ICTが教育の可能性を広げようとしています。特に協働的な学びの充実のためにICTをどう活用するかということは重要な課題であり、教育の情報化に迅速に対応できるよう、市町教育委員会等との連携体制の構築を図ります。
高等学校については、「郷土への理解や郷土愛」「イノベーション創出力」「グローバル社会への対応」といった資質・能力の育成に向け、探究的な学びや地域連携の推進、専門学科の教育活動の充実など、県立高校の魅力化を図ります。また、全国から生徒募集を行う「せとうち留学」の推進や、二年後に本県で開催される全国高校総合文化祭の準備を進めます。
「人は、人からしか学び得ないことがあり、人からの学びには希少性がある」と言われます。協働的な学びを支えられる体制を一層強化し、魅力ある本県の教育を推進していきます。