今年は「第3期ひょうご教育創造プラン」が5年目の最終年度を迎えます。プランが掲げる重点テーマ「未来への道を切り拓く力の育成」の総仕上げに向けて、より一層各種施策の充実を図っていきます。
豊かな心を育むため、発達段階に応じた兵庫型「体験教育」に今後も力を注ぐとともに、依然として不登校児童生徒が増加する中、不登校対策を強化します。
また高等学校では、生徒数やクラス数が減少していく中、学びたいことが学べる魅力と活力ある学校づくりに取り組むとともに、特別支援学校では狭隘化が喫緊の課題であり、計画的に学校の新設や校舎の建替え、増築など整備を進めたいと考えています。
一方で、教職員の働き方改革も早急に進めなければなりません。ICTを積極的に活用して業務の効率化を図るなど業務改善を推進します。
新型コロナウイルス感染症の拡大やウクライナ情勢を含めた国際情勢など、先行きが見通せない時代を迎えています。変化が激しく予測困難な中では、子供たちが将来の夢や希望に向かって、主体的に課題を解決しキャリア形成と自己実現を図りながら生き抜き、社会を創造、先導できる能力の育成が重要です。
時代の潮流を見極めつつ、兵庫らしい特色ある教育を推進し、兵庫や日本の未来を担う人づくりに取り組んでいきます。