本県は、2022年度から「学びの変革」と「学校の在り方の変革」を柱に掲げ、「第7次福島県総合教育計画」を展開しております。「学びの変革」とは、個別最適化された学び、協働的な学び、探究的な学びへの転換を進めることであり、多様な個性をいかし、対話と協働を通して、多様性を力に変える教育へと教育の質的な転換を成し遂げるということでもあります。
「学びの変革」は日々の授業実践の延長線上にあるものであり、デジタルとリアルの双方の良さを生かしながら、ICTを効果的に活用することが重要だと考えております。
1人1台端末環境の整備は順調に進んでおり、教育現場でのICT活用を推進するため、全県立学校にICT支援員を派遣するとともに、授業実践事例やICT活用スキルのチェックリストを掲載したハンドブックを作成し、指導力向上に取り組んでいるところであります。また、教員の力、学校の力を最大化する「学校の在り方の変革」のひとつとして、統合型校務支援システムを導入し、校務の効率化を図っております。
本年も、学校現場と思いを共有し、変革を支える理念の絶え間ない深化と大きなビジョンの下、東日本大震災及び原子力発電所事故からの復興と創生に向けて、「福島ならでは」の教育を推進して参ります。