本県は、「未来を拓く子供たちの育成」を教育振興の柱に掲げ、自ら考え、判断し、行動できるたくましい子供を育成することを目指して、様々な教育施策を進めております。
コロナ禍を機に加速化したICT教育では、コンピュータ上でテストの実施・採点・分析を行うCBTシステムを全国に先駆け本県独自に開発し、県学力調査や日々の小テスト等で活用しており、子供たちの習熟度に応じた学習や教員の採点業務の負担軽減などに効果を発揮しております。また、1人1台端末も活用のフェーズに移行する中、昨年公表された国の調査では、教員のICT活用指導力が全国1位となり、これまでの取組に手ごたえを感じるとともに今後も、デジタルとアナログのベストミックスを図りながら更に質の向上に努めて参ります。
さらに、長引くコロナ禍により増加が危惧される不登校やいじめへの対応については、校内サポートルーム設置等の取組により不登校の解消に着実に成果が出ているほか、県内の小中学生約2万4千人がいじめについて考える一斉ライブ授業などの取組により、本県のいじめの認知件数は低い水準となっています。
このほか、県立学校の魅力化と再編を図る振興計画の策定や教員の働き方改革など、様々な教育課題に取り組みながら、愛顔あふれる愛媛づくりを推進して参ります。