本県は、2030年度半ばを見据えた「県立高等学校再編将来構想」を策定し、県立高校の一層の魅力化・特色化、再編を進めています。
昨年7月には、4つの高校を探究学習重視型の中高一貫教育第一次導入校として決定。11月に決定した第二次導入校6校は、探究学習重視型3校に加え、「不登校特例校」の制度を活用して不登校経験者が中学から高校卒業までゆとりを持って学んでいける中高一貫校(公立で全国初)、都市近郊で地域にとってかけがえのない高校を目指す連携型の中高一貫校、DXを先導する高度なものづくり人材を育てる中高一貫校で、いずれも地域の教育ニーズに応える愛知らしい中高一貫校です。
近年、定時制・通信制高校は、不登校経験者など多様な学習ニーズを持つ生徒の学びの場に変わってきています。こうした教育ニーズに対応していくため、通信制のサテライト校と小規模の昼間定時制を全日制高校内に設置し、生徒一人ひとりの状況に応じて通信制、昼間定時制、全日制の間の行き来を自由にし、自分のペースで学ぶことができるような仕組みを本県で初めて導入することとしました。
今後も、学びの選択肢を増やすことにより、子供たちが愛知に生まれてよかった、学べてよかったと思えるよう、地域の皆さまとともに愛知の教育をより良いものにして参ります。