京都府教育委員会は今年6月から8月にかけて実施する2024年度教員採用試験において、育児や介護などの理由で退職した元正規教員を対象に一部試験を免除する。
対象となるのは府内公立学校(京都市立学校を除く)で、受験する校種および教科などにおいて正規教員として通算2年以上勤務した経験がある人。キャリア途中で退職した元教員の復帰を促すことがねらいで、1次試験の専門試験および教職教養試験が免除され、小論文のみとなる。
また、高等学校の情報、農業、工業の専門性がある人を対象にセカンドキャリア特別選考を実施。民間企業や大学または研究機関などにおける勤務経験が通算して3年以上ある人で、教員免許状を有しない人も対象となる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年6月5日号掲載