神戸市はChatGPTをはじめとする生成系AIについて、5月24日、職員が業務で活用する際のルールを定めた条例改正案が成立したと発表。生成系AIの利用ルールを条例で定めるのは全国で初めて。
ChatGPTの条例への位置づけとしては、「神戸市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例」において新たな条項を追加。条項では、安全性の確認されていない生成系AIに、個人情報をはじめとする機密情報の入力を制限する。
神戸市では安全にChatGPTを利用できるように条例改正や利用環境の構築などを進めており、5月11日にはChatGPTの位置づけや活用に向けた実施スケジュールを公開していた。
今回の条例成立を受け、神戸市はChatGPTを業務で活用するにあたり、一定の制限のもと、安全に利用できる体制を整え、6月より神戸市庁内での試行を開始する予定。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年6月5日号掲載