千葉県船橋市は技術科の授業で使用する3Dプリンターを全市立中学校27校に導入した。文部科学省が制定した教材整備指針でも、3Dプリンターの導入が推奨されているが、全市立中学校への3Dプリンターの一斉導入は県内初となる。
生徒たちはCADを使って設計図を作成し、3Dプリンターに出力することで、設計を具現化することができる。また、制作物を色々な角度から見直し、修正ができるようになる。3Dプリンターにはスキャンしたものをデータ化し、そのデータを加工できる機能も備わっており、制作の可能性が大きく広がる。こうしたものづくりを通して、設計や制作物の修正・改良を重ねていくことで、様々な課題に対しての解決策を考え、工夫・創造する力を養う。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年3月6日号掲載