現在、校務用端末は持出し禁止の運用としている三重県教育委員会では、県立学校教職員用1人1台情報端末の更新に合わせて、持ち帰り運用(テレワーク)できる環境を検討中だ。RFI時の仕様書(案)によると、校外からはインターネット接続によるクラウドサービスのみの利用とし、校務支援システムの利用は不可とするため、校外から利用できるファイルサーバをクラウド上に構築することを検討。
端末については、多要素認証(知識認証、生体認証〈指紋、静脈、顔、声紋等〉、物理認証〈ICカード、USBトークン、ワンタイムパスワード等〉)が可能なものを導入する。
自宅でできる作業として教材の作成、クラウドファイルサーバからのファイルの閲覧、クラウドファイルサーバへの保存、Google Classroom等のクラウドサービスの利用、グループウェアの利用などを想定。
端末管理および利用ログ管理により、教職員の県立学校内での勤務および学校外での端末利用時間を把握して各学校に教員ごとの端末利用時間レポートを報告することも考えている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年3月6日号掲載