本県では、2019年度から「きのくにICT教育」として、小・中・高・特別支援学校での体系的なプログラミング教育に取り組み、児童生徒のプログラミング的思考力の育成や情報活用能力の向上を推進して参りました。
2019年12月に文部科学省が打ち出したGIGAスクール構想は、5か年計画で小・中学校にICTを基盤とした先端技術を大胆に導入するものでした。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、学校が休校となり、学習がストップしてしまうかもしれない状況を踏まえ、2020年度内へと、大幅に前倒しされました。
本県では、小・中学校だけでなく、高等学校等にも1人1台端末等を整備し、より質の高い授業が展開できるよう、教員の資質向上を図るとともに、家庭での学習にもICTが活用できるよう研究を進めております。
また、県立学校では、新型コロナウイルスの感染症拡大防止対策として、分散登校を実施した際には、対面授業とオンラインを活用した学習を併用する「ハイブリッド授業」を展開いたしました。
今後は、既に導入している授業動画・実験動画等のさらなる活用・充実を推進するとともに、この取組が、教員の働き方の改善の一助となることも期待しつつ、引き続き研究していきたいと考えています。