昨年は新型コロナウイルスの感染拡大もあり、義務教育段階の学校現場で1人1台端末が前倒して導入され、学びの環境が大きく変化しました。人口最少県の本県ならではの「関係部署や市町村と顔の見える関係」を活かし、緊密に連携を図りながら取組を進めています。また、インテルやGoogleなど企業との連携による教員の指導力向上の取組とともに、児童生徒と教職員が同じ学習ツールを活用し、小中高12年間の一貫した学びの実現を目指しています。
昨年はまず端末を使ってみる時期でしたが、今年は新たな学びを生み出す大切なツールとしてしっかりと根付かせる大切な時期です。そのためには、教員の指導力向上が必須であり、しっかりフォローしていきたいと考えています。
今後は、個々の児童生徒の学習データが蓄積され、学校教育での効果的な活用が期待されています。個人情報の扱いなど様々な課題もありますが、子供たちが主体的に課題発見、探究し、その成果を表現できるような取組も進めていきたいと思います。
本県では、ふるさと鳥取に誇りと愛着を持ち、自らの主体的な生き方の確立を目指す「ふるさとキャリア教育」を基軸に教育活動を展開しており、今後も子供たちの豊かな心、ふるさとを大切に思う心の育成に取り組んでいきたいと思っています。