昨年は、全国的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、本県においても小、中、高校生を含む若年層への感染防止の対応も強化され、児童生徒や教職員の皆さんにとって大変な苦労を強いられた一年となりました。
同時にそれは、本県の教育振興基本計画に謳う「未来を切り拓く、心豊かでたくましい、宮崎の人づくり」が正に正念場を迎えた年でもありました。
そして「未来を切り拓く」ための具現として、教育の情報化を推進した一年でありました。
県内の児童生徒や教職員が日常的に情報通信端末を使用するため、それに耐えうる通信回線を整えなければなりません。また、教職員一人ひとりが自信をもってICTを活用できるようリテラシーの向上を図る必要もあります。
こうした、教育の情報化に係る様々な課題を解決するため、宮崎県教育委員会では2021年度から、新たに教育情報化推進担当を設置し、端末の配備や通信回線の整備などを急ピッチで進めているところです。さらには教職員のICTを活用した指導力の向上に向けた各学校の組織体制整備や研修の充実を図っているところです。
2021年12月に、「宮崎県教育の情報化推進プラン」を新たに策定しました。これを基に、今後は子供たちの学びの更なる充実に向け、取組を進めて参ります。