本県では、昨年4月に新たな県政運営の指針「新・宮城の将来ビジョン」がスタートしました。本指針では、「子ども・教育」分野が新たな柱として位置づけられ、これに基づき各種教育施策を実施しています。
本指針の実現に向けては、新学習指導要領を踏まえ子供たちの資質・能力の育成を着実に推進していく必要があり、ICTも最大限に活用し、個別最適な学びと協働的な学びを提供していくことが重要です。そのため、教員のICT活用指導力の向上に努めながら授業等における効果的な活用方法の普及を図り、学びの質を高める授業づくりに取り組んで参ります。
また、学力や体力・運動能力の向上、教員の働き方改革の推進、学校防災体制の充実を始めとする教育課題に粘り強く対応していくとともに、喫緊の課題である不登校児童生徒への支援については、教室での学習に困難を抱えている子供たちの学習支援や自立支援の充実などで、子供たちがどこにいても必ず誰かと繋がっている体制づくりを一層推進いたします。
人口減少が進む中、宮城の未来を担う子供たちの育成は極めて重要です。新学習指導要領はもとより、幼児期における「学ぶ土台づくり」や生きる力を育む「志教育」など本県独自の理念に基づく取組を進め、「多様で変化する社会を生き、未来を切りひらく力」の育成に尽力して参ります。