鹿児島県には、教育を大事にする伝統や風土があり、豊かな自然、近代日本をリードした歴史、更には伝統的な地域の教育力が今も受け継がれています。これらの教育的資源を生かしながら、本県では「あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり」を基本目標に、各施策に取り組んでいます。
新学習指導要領への対応として、小中学校では指定校の先進的な取組の成果を県内に広く普及する「コアスクールプロジェクト」や、学力向上指針である「学びの羅針盤」の活用等を通して、地域の現状や課題を踏まえた組織的・総合的な学力向上に向けた取組や授業改善を推進しています。
また、教科横断型授業の開発やキャリア教育・進路指導の充実、地域協働プロジェクトや農業教育の推進など、生徒の学力向上、学校の特性を生かした教育活動による、公立高等学校の活性化にも力を入れているところです。
今後も、ICTを活用した遠隔合同授業の推進や学校間連携の強化など、へき地・小規模校を含めたすべての子供たちの学びが保障できる環境の実現を目指すとともに、地域振興の核としての学校の役割や、子供たちが楽しく充実した生活を送れる学校であることの大切さを意識しながら、「魅力ある学校づくり」に取り組み、本県教育を充実・発展させて参ります。