コロナ禍の中、昨年はGIGAスクール構想の実現に向けたスタートの年となりました。
本県では、ICTを活用した教員の指導力向上のため、昨年4月に教員総合研修センター内に「GIGAスクールサポート課」を新設し、管理職や校内研修を牽引する推進リーダーを対象とした研修を実施しました。
また、各学校の要請を受けて、研修センターの指導主事が学校現場に出向く出前講座を実施し、各学校のニーズに対応したきめ細かなサポートを行い、小中学校や高等学校、特別支援学校のモデル校では、模範的な授業の動画配信や公開授業にも取り組んでいます。
GIGAスクール構想の取組は現在、小中学校で1人1台端末を授業の一部で使用する「導入期」にありますが、今後は「活用期」に移行していく必要があります。
また、高等学校では今年度中に1人1台端末を整備することとしており、2022年度は今年度の取組を継続的に実施し、教員の指導力向上を図るとともに、高等学校においては選抜教員と県教委の指導主事からなる教科毎のプロジェクトチームを編成し、公開研究授業や授業の動画配信などにより、効果的な授業づくりにつなげていくこととしております。
GIGAスクール構想の実現による学びの質の向上に努め、教育の一層の充実に取り組みます。