マスク着用が日常のものとなり、約2年が経過しました。本県では、第3期ひょうご教育創造プランの重点テーマに「未来への道を切り拓く力の育成」を掲げ、変化が激しく予測困難な時代に子供たちの主体的なキャリア形成と自己実現を図ることをめざしてきました。この度の新型コロナウイルス感染症は、予測困難なグローバル社会の象徴です。このような苦難に直面した時には、従来の発想にとらわれない創意工夫を重ねていく力が求められます。これまでにも増して、子供たちの自尊心や自立心を高めることや、コロナ禍で閉塞感のある時だからこそ、子供たちの夢や希望を育む教育が重要です。
これらを実現するため、小中高の発達段階に応じ、自然学校等の兵庫型「体験教育」やキャリア教育において、地域や社会の中で、多様な人とのやりとりから課題解決に繋げるコミュニケーション力の育成に努めます。GIGAスクール構想の実現により小・中学校における1人1台端末の環境が整い、2022年度からは県立高等学校でもBYODによる1人1台端末の導入を予定しています。小中高それぞれの新学習指導要領に基づき、ICTを活用した「個別最適な学び」と「協働的な学び」を実現していきます。
ポストコロナを見据え、兵庫らしい教育を推進し、未来を担う人材育成に取り組みます。