はじめに、昨年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されたことについて、構成資産等を有する各道県の関係者をはじめ、皆様方のお力添えに感謝申し上げます。
県教育委員会では、縄文遺跡群の顕著な普遍的価値を次世代に継承していきたいと考えており、子供たちには、これらの遺跡群に是非足を運び、1万年以上もの間、自然と共生した人々の平和な生き方を、SDGsの先駆けとして学んで欲しいと思っております。
さて、本県では現在、「青森県教育振興基本計画（2019～2023年度）」に基づき、あおもりの今と未来をつくる人づくりを進めています。
特に、「ふるさとあおもり」への愛着や誇り、夢を抱き未来に向かって挑戦する意欲の醸成を図るため、今後、すべての県立高等学校が総合的な探究の時間や学校設定科目等において、高等学校の所在地域や生徒自身の居住地域等について理解を深める学習を進めていくこととしております。
その際、県立学校において整備を進めている1人1台の情報端末等のICT環境を積極的に活用するとともに、学習の成果をまとめた動画を作成し、小・中学校や地域への発信に取り組みたいと考えております。
今後とも、新しい時代を主体的に切りひらく人づくりを目指し、教育施策の推進に努めて参ります。
