本県では、昨年2月、2021年度から2025年度までの5年間を計画期間とする教育振興基本計画「あいちの教育ビジョン2025―第四次愛知県教育振興基本計画―」を策定しました。
このビジョンでは、多様な人々の存在を尊重する豊かな人間性と、「知・徳・体」にわたる生きる力を育むことを基本理念とし、「自ら学びに向かう教育を充実させ、自己の可能性を伸ばす力を育む」取組を始め、7つの基本的な取組の方向と今後5年間で展開する施策30項目を示しております。その実現を図るため、ICT教育環境の充実、高等学校の魅力化、特別支援教育の充実など、本県教育の更なる充実を図るための取組を進めています。
ICT教育については、来年度から実施される高等学校の新たな学習指導要領でも「情報活用能力」が「学習の基盤となる資質・能力」の一つとして位置づけられており、各教科等におけるICT教育の充実が求められています。本県ではICT教育研究実践モデル校の指定・その研究成果の県内学校への発信やICTを活用した新時代の学びを周囲に伝達する教員の養成事業など、各種の取組を展開しています。こうしたICT利用促進に向けた取組の積み重ねにより、様々な学習活動でICTを活用し、個別最適な学びと社会とつながる協働的な学びの実現を目指します。