大阪府吹田市にキャンパスを持つ関西大学は、コロナ禍の学生の実態把握や教育改善などを目的に、学部生27,736人を対象にアンケート調査を実施した(有効回答5,591件)。
遠隔授業においては、オンデマンド型が満足度70.3%、理解度70.6%と、いずれも高く、自分のペースで学習できる利便性をメリットに考える学生が多い。一方、2020年度春の第1弾調査では、約80%の学生がストレスと感じていた「課題の多さ」については、前回が51.8%、今回が48.2%と減少傾向にあり、遠隔授業への慣れや対面と遠隔の科目バランスが取れていることが考えられる。
クラブやサークルなどの所属率は、コロナ禍前の約60%から下がり50.1%となっている。その要因として、例年規模の新歓行事が開催できなかったことなどがあげられる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2021年11月1日号掲載