大阪府摂津市教育委員会は、GIGAスクール構想における1人1台端末のセキュリティ対策として、Webセキュリティクラウドサービス「i-FILTER@Cloud」GIGAスクール版を活用。その導入事例がデジタルアーツにより公開された。
子供たちが端末を日常的に使える学習ツールにするために、現場の教員がICT活用率を高めていくことが求められる。その上で、同市では教員のチャレンジを促すトライ&エラーの方針とトラブル時のスピード対応を重視した。「i-FILTER@Cloud」は子供たちが問題のあるサイトなどにアクセスした場合、リアルタイムで連絡メールが来るため、教員や教育委員会がすぐに対応でき、子供たちの危険を未然に防ぐことができる。
また、同市では持ち帰り学習を想定していたこともあり、フィルタリングによる有害サイトとSNSの制限を重視し、デフォルトのフィルター設定に加え、見せたくないサイトはブラックリスト方式で制限。学習に関係のあるYouTubeチャンネルなど、学校現場で必要と判断されたサイトはアクセスを許可するなど柔軟に対応している。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2021年11月1日号掲載