広島県安芸太田町教育委員会は、町内の小中学校にIBMのAIを活用した授業モニタリングシステムを導入することで、授業づくりの先導的モデルを示す。同町では知識構成型ジグソー法による授業を実施してきたが、有効に活用するには、どの生徒が何を考え、どんな発言をしたかを現場の教員が見取り、次の授業のデザインに生かすことが課題だった。そこで東京大学CoREFは生徒の発話内容をIBMのAIを利用してテキスト化。教員がいつでも確認でき、キーワード分析ができる授業モニタリングシステムを開発した。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2021年5月3日号掲載