さいたま市教育委員会は、Socitey5.0時代の義務教育の在り方について1月20日に発表した。同市教委では義務教育9年間を見通した義務教育の編成と指導体制の構築を図り、教科指導の専門性をもった教員によるきめ細かな指導と授業の質の向上や学びの高度化により「真の学力」を育成する。
具体的に「さいたま市小学校教科担任制」については、2012年度から研究を進めてきた「さいたま市小・中一貫教育」の中心的な手段として、準備の整った学校から教科担任制を導入。2021年度は実践モデル校を10校指定。実践モデル校の実践やノウハウを他校に情報提供することで、2023年度に全市立小学校104校で実施できるよう支援する。
また、「義務教育学校の設置に向けて」は、同市の教育の強みを伸ばすとともに、弱みを解消し、教育の質の向上を図るために義務教育学校設置に向けた準備を進めていく。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2021年3月1日号掲載
