オンラインゲームや出会い系サイト、サプリメント等の定期購入など、高校生が消費者トラブルに遭う場面が増えていることから、青森県は県内の高校生2861人を対象に「高校生の消費生活における実態調査」を実施。2月4日に調査結果の速報版を公開した。
それによると日常的に活用しているSNSはLINEが最も多く9割以上。このほかInstagram、TikTok、Twitterも5割以上が活用している。また、新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛の影響から、SNSやネットの利用時間は「以前より増えた」という高校生は約6割を占める。
消費生活トラブルのうち関心のある項目は「ネット・スマホ等に利用によるトラブル」が55.7%と最も多くなっている。この1年間に消費生活トラブルに遭った経験のある生徒は延べ309件。その中でも「メールやハガキなどによる身に覚えのない請求」が最も多く78件、次いで「宅配業者や通販業者を装ったメール」が73件となっている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2021年3月1日号掲載