茨城県小美玉市は、公共施設管理の課題解決とスマート化を相互協力のもとに推進するため、構造計画研究所と「ICT を活用した持続可能な公共施設の管理の試験運用に関する覚書」を9月25日に締結した。ICT を活用した公共施設の遠隔管理により、教育現場などの管理負担軽減を図る。
学校統廃合により廃校となった旧小川小学校など、市内の学校体育館の貸し出しに予約システム「まちかぎリモート」を導入。これにより、利用者が施設を使うために必要だった、窓口での利用申請や施設の鍵の受け渡しを、窓口の手続きなくオンラインでできるようになった。遠隔から施設の入室管理を実現する「RemoteLOCK」と予約システムが連動する取組は、自治体では初の事例となる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年11月2日号掲載