東京都狛江市教育委員会は、4月から進めてきたオンライン学習の取組の一連の流れを公表した。配信型の取組では、臨時休校中にYouTubeによる授業動画の配信が行われ、全校で合計約700本の動画が配信された。
その後、Office365などを活用した双方向システムの全校導入に向け、検証が進められた。検証①「ビデオ会議機能の活用」ではZoomでの学級活動やMicrosoft Teamsを使ったオンライン講義を検証。検証②「課題の提出・意見の共有機能の活用」では分散登校中にMicrosoft Formsで課題を与え、Microsoft Teamsで提出するようにした。検証③「学習履歴の蓄積」ではデジタルドリルなどによる学習データを活用することで、学習履歴(スタディ・ログ)を蓄積し、公正に個別最適化された学びの実現を目指した。10月以降は、対面指導とオンライン授業を適切に使い分ける「ハイブリッド授業」の推進が目標となる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年10月5日号掲載
