三重県は産業技術総合研究所と共同して、県内2か所の児童相談所において、2019年7月から2020年6月まで、AIを活用した虐待対応を支援する業務システムの実証実験を実施。その結果を踏まえ、2020年7月20日から県内すべての児童相談所でシステムの運用を開始した。
システム導入のメリットとして、通告受理から子供の安全確認・記録など初期対応の完了までの時間が、従来の約26時間から導入後は約10時間と約60%も短縮された。また、写真とチャット機能を利用して出張先からデータを送付するなど、児童相談所内の速やかな意思決定が可能となった。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年9月7日号掲載