神戸市はICT・データを活用して地域課題の解決や市民サービスの向上を推進する一環として、通訳・翻訳が必要な外国人住民などに翻訳ソリューションを活用する「神戸市ドコモAI翻訳実証事業」を2020年10月30日まで実施している。
同実証事業は2019年3月14日に神戸市とNTTドコモが締結した「ICTを活用した安全安心なまちづくり」を目的とする取組の一つ。翻訳ソリューションはAIを活用した「はなして翻訳」および「Mirai Translator」(NTTドコモ、みらい翻訳)を使用。AIを活用した翻訳を利用することで、大規模災害時の避難所対応などで通訳者が確保できない場合でも、外国人住民などへの円滑な対応が実現する。また、翻訳アプリを搭載したPC・端末等を用いることで、非接触での対応が可能となり、新型コロナウイルス感染症の予防対策にもつながる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年8月3日号掲載