福岡市教育委員会は、市立学校221校でテレビ電話通訳サービス「テレビde通訳」(ポリグロットリンク)の利用を本格的にスタートした。
在留外国人の増加や国籍多様化が進む中、市立学校の教職員と日本語の会話が困難な保護者との面談などで、外国語の通訳の支援が課題となっていた。同市教委では、教育現場での利用を想定して、フェイス・トゥ・フェイスでコミュニケーションが可能で、込み入った会話にもより対応しやすい、テレビ電話通訳の導入を決定した。
対応言語は英語や中国語、フランス語など13言語で、日本の在留外国人が使用する言語の約96%をカバー。さらにタブレットPCを使い、学校だけでなく、家庭訪問など外部に持ち出して利用できる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年8月3日号掲載