大分県教育委員会は、2020年度の新規事業として「不登校児童生徒教育支援事業」を実施。同事業ではICTを活用した家庭学習支援として、教育支援センターやフリースクールとつながりのない不登校児童生徒を対象にAI×アダプティブラーニング教材「すらら」を6月から本格活用を開始した。
県内には約1600人の不登校児童生徒がおり、その中には、どこからも支援を受けられない児童生徒も含まれることから、県として不登校支援の家庭学習サポートを行う。これまで相談機関につながっていない不登校児童生徒への学習支援は困難だったが、同教材を活用することで、不登校児童生徒の家庭での学習の可能性の広がりが期待される。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年7月13日号掲載