神奈川県川崎市教育委員会は、外国人児童生徒や保護者のコミュニケーションツールとして、市立学校にソースネクストのAI通訳機「POCKETALK©(ポケトーク)S」を110台導入した。
同市では外国人住民の増加に伴い、市内の小中学校でも外国人児童生徒などの就学数が増加しており、同製品は子供や保護者とのコミュニケーションを向上させることが目的。日本語指導が必要な児童生徒数は増加しており、2013年と比べて2018年は2.8倍となっている。外国人住民数が増加するなか、多言語でのコミュニケーションが求められる。
同製品は55言語を音声とテキストに翻訳、20言語をテキストのみに翻訳。互いに相手の言葉を話せない人同士のスムーズなコミュニケーションを可能にする。最新版の同製品は、名刺サイズでカメラ翻訳機能を搭載し、撮影した文字を自動認識して翻訳することができる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年6月1日号掲載