兵庫県教育委員会は、教員の働き方改革の一環として、「デジタル採点システムを活用した業務改革事業の実施」に、2020年度当初予算として3880万8000円を計上した。
教職員のワーク・ライフ・バランスを実現するため、校内で実施する定期考査などの採点に、デジタル採点システムを導入することで、県立学校における教員の負担軽減を推進するのがねらい。導入に先立ち、同県加古川市内の高等学校でデジタル採点システムを試験運用した結果、1クラス40人の採点・集計に約3時間かかっていたのが、導入後はほぼ半分の時間に減らすことができた。
147校の県立高等学校と中等教育学校にデジタル採点システムを導入。記述式テストの解答用紙をスキャナで読み取り、採点・集計が行われる。