宮城県教育委員会と仙台市教育委員会は、LINEと協定を締結し、「みやぎ情報活用能力育成共同プロジェクト事業」を立ち上げ、児童生徒の情報活用能力を育成するための教材作成に取り組んできた。3月5日、「みやぎ情報活用ノート」(小学校編)が完成し、仙台市立六郷小学校で公開授業が行われた。
「みやぎ情報活用ノート」は東北大学大学院の堀田龍也教授や東北学院大学の稲垣忠教授らをアドバイザーに迎えて作成。情報活用能力育成のために必要な、活動スキル・探究スキル・プログラミング・情報モラルの4分野が1冊にまとめられている。小学校編は低学年向け・中学年向け・高学年向けの3種類のワークシートと教員向けのモデル指導案で構成。このような複数分野にまたがる発達段階に応じた情報活用能力育成教材は全国初となる。今後は中学生向けと高校生向け教材を作成予定。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2019年4月1日号掲載