埼玉県は生徒の「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指した「学びの改革」の一環として、今年度、県立高校35校に各44台のChromebookを導入する。
年内に導入を終了する予定で、日常的に「協調学習」を実施できる環境の構築がねらい。
2020年度までには全県立高校139校に配備する計画だ。県内公立高等学校全校に「学びの支援ツール」として、G Suite for Educationを採用する。
平成28年度からの新規事業「近未来学校教育創造プロジェクト」では、県内10校のモデル校に、各校約40台のChromebookを配備して検証をしており、興味関心なども含めて学力が向上する傾向があったことから本整備を推進した。
なお県立高校全教職員約1万2000人にはG Suite for Educationのアカウントを発行済みで、GoogleDrive やGmail等を活用できる。さらに埼玉県立総合教育センターでは、研修支援としてさらに公立学校の教員約2万8000人(幼稚園、小学校、中学校、教育事務所、市町村教育委員会)にアカウントを発行して活用を促している。【埼玉県教育局県立学校部高校教育指導課 学びの改革担当℡048・830・6625】
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年12月3日号掲載