奈良市では平成28年度から小中学校において取り組んできた、いじめ問題の相談体制をさらに強化するため、対応時間の延長や市立の小学校への導入としては全国初となるSNS相談アプリ「STOPit(ストップイット)」を導入する。
STOPit事業者から各学校へ講師を派遣し、9月7日から全児童生徒を対象に「いじめの脱傍観者授業」を実施。授業後、児童生徒にアクセスコードを配布し、各自でSTOPitアプリをダウンロードする。SNSアプリは24時間電話相談と連携し、緊急の事案や時間外にはワンタッチで電話相談につながる。さらに、電話相談「ストップいじめ ならダイヤル」は24時間相談を開始。時間外の相談電話は臨床心理士などが相談を受け、翌朝いじめ防止生徒指導課に報告書が届くようになっている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年10月1日号掲載