滋賀県大津市は8月6日、いじめ防止対策として昨年11月から今年3月末まで試験的に実施したLINEを利用したいじめ等に関する相談受付事業の成果をまとめた報告書を公表した。大津市立中学校(18校)の全生徒 約9000 人を対象に実施したところ、延べ相談対応回数は67回で、既存の電話等による相談窓口への回数を上回った。
市は、「LINEによる相談は中学生にとって相談のハードルが低く、気軽に相談できること、早い段階で相談窓口につながっていることが考えられる」と有効性を分析している。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年9月3日号掲載