各校PTAの広報紙づくりを応援する「全国小・中学校PTA広報紙コンクール」(主催=日本PTA全国協議会、後援=文科省)が今年第40回。応募総数5000校近くの中から文部科学大臣賞には福井県円山小学校、神奈川県大磯中学校の広報紙が受賞した。
第40回広報紙コンクールは昨年度1年間に各単位PTAが発行した広報紙が対象で、小・中学校部門別に募集。PTA活動や会員の声が紙面に反映されているか、読みやすい紙面かなどの審査基準で、日P広報委員会やPTA関係団体などによる審査を経て、優れた広報紙を表彰するもの。
今回の応募総数は小学校3327校、中学校1607校で総数4934校だった。
都道府県市協議会の段階で、小363校・中234校に絞られた中から、2次・3次を経て最終審査で各22校が文部科学大臣賞をはじめ各賞に選出された【表彰校は下表の通り】。
受賞する広報紙には共通して、写真や見出しなどのレイアウトが工夫され、明るく楽しい雰囲気が伝わる紙面であり、行事の報告だけでなく企画の工夫が見られた。今回は「食育」「防災・防犯」「自転車マナー」などが多かった。
審査会参加者からは「学校行事だけではなくPTA活動がたくさん載った広報紙を高く評価したい」「QRコードが付いてWebと連動した紙面がいくつかあって、これからは紙媒体の在り方も固定的に考えてはいけないと思った」などの感想が聞かれた。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年8月20日号掲載