アスファルトの多い都市部で心配される、大型台風やゲリラ豪雨による浸水・冠水などの都市型水害。三和シヤッター工業(株)では設置場所の用途・環境、設置方法に応じて、多様な防水設備を提案している。防水ドア「ウォーターガード Sタイトドア」は「防水性と防火性の両立」、「シンプルな操作」、「電気錠・窓付きの対応可能」などが特長だ。1メートルまでの浸水に対応でき、防水性は20リットル/h・平方メートル以下。約30秒以内で完了する簡単な手動操作が利用者から好評を得ている。窓付きの製品は、浸水後に水の引き具合を確認することが可能。網入りガラスを入れると、防火性能も付与される。電気錠は防犯面に効果的。学校では通用口や機械室、セキュリティ性の求められる管理用出入り口などで多く導入されてきた。※両開きタイプはグレンモンハンドルの操作が必要。
今年6月からは、従来の特長をそのまま備えた、さびにくく意匠性の高いステンレスタイプを追加発売。ステンレスを使用することにより、高級感を演出。耐食性を向上させ、使用用途を広げた。学校や体育館の1階出入り口部分に、一般的なスチールドアの代わりとして設置することもできる。
さらに、倉庫の出入り口など広い開口部に対応できるように設計範囲も拡大した。
地下鉄駅の入り口などで見られる防水シャッターや、マンションや公共施設などで幅広く利用される防水ドアの他に、建物内への浸水を防ぐため入口前に設置する防水板なども提供している。スライド式・スイング式・起伏式・シート式・脱着式・eシートなどがあり、様々な場所で導入されている。脱着式防水板(小間口タイプ)は、軽量のアルミ製パネル。壁面締め付けハンドルで女性でも簡単に設置でき、大がかりな工事も不要。店舗出入り口の自動ドアや一般建物の引分けドア前に設置されることが多い。シート式防水板は、床下に収納された防水シートを引き上げるだけ。
万が一のトラブルに備え、24時間365日修理受付に対応するフルタイムサービスも実施している。
詳細=www.sanwa-ss.co.jp/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年7月23日号掲載