宇都宮市教育委員会は、教員の負担軽減を図るため、平成30年度の新規事業として904万円を計上し、3名の部活動指導員を市内の中学校に派遣した。部活動指導員として派遣されたのは、指導経験のある退職教員や地域の指導者など専門的な指導力があり、学校教育に対して理解を有する人材。実技指導や大会への引率、年間計画の策定など、教員と同等の権限が付与されている。ただし、すべての役割を部活動指導員が一人で担うのではなく、顧問の教員と効果的な連携が図られるよう検証を進める。
専門的な技術指導を行ってきたボランティアによる部活動地域指導者の制度は継続して実施。学校によって状況やニーズが異なるため、部活動指導員と部活動地域指導者の制度を併用して進める。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年7月9日号掲載