千葉県の柏市教育委員会は、千葉大学教育学部藤川研究室などと連携して取り組んだ産官学連携の「いじめ防止対策事業」の結果を報告。脱いじめ傍観者教育プログラム「私たちの選択肢」は柏市内の中学1年生3237人が受講。多くの生徒にとって雰囲気を変えるために行動しようと考えるきっかけとなった。また、匿名報告・相談アプリ「STOPit」の使用方法を説明した用紙を市内全中学校の生徒に配布。STOPitによる相談件数は電話やメールの約9倍で全体の約35%がいじめ相談となった。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年6月4日号掲載